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2004年7月16日 (金曜日)

ああ留袖

いにしえの意味はともかく、この暑いのに、いつもはユニクロのパンツとシャツを愛用している私に、留袖を着る日が2日後に迫っている。冷房は効いているから心配はない。なのに、緊張感はずいぶん前から続いている。デジカメでフルコース料理を撮ろう。料理は美味しくいただこう。心に誓っていることはそのくらいか。やるべきことは準備したつもりだし、あとは体調を整えなきゃ。

が、試験前に、関係のないことばかりしたくなる学生よろしく、昨晩は、ソーダ水にメロンシロップを混ぜてメロンソーダを作ったり、当日の花婿である、娘の未来の相棒からせしめた「ゴーストハウス」という手品のやり方を学んだり。いくつになっても、フォーマルな寄合いは苦手である。本番の日、「結婚」短歌でもひらめけば、おめでたい。「留袖でも、アルゼンチンタンゴは踊れる。しかし、面白くない」、と言ったタンゴダンサーを知っている。おお、神よ!

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