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2004年9月

2004年9月28日 (火曜日)

フレッツISDNからADSLBフレッツへ

@niftyキャンペーンの接続サービスに申し込みをしました。わが西洋長屋には、光ファイバー(KDDI光プラス)も開通していますが、niftyと提携している(?)業者さんとは違うため、アドレス変更等、面倒そうなので、ADSL、それも光ファイバー(Bフレッツ)を利用することになります。そうですね、工事やオプション機器の接続まで考えると、10月半ばころになるんでしょうか。札幌にいる娘との電話代を節約したいとか、ビデオ・チャットも試してみたいとか、ま、そんなような動機です。

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アルゼンチン・タンゴ熱

以前、『飛ぶ教室』に触れました。あの映画には、アルゼンチンタンゴを踊る場面があります。20世紀前半、ドイツはライプチヒの寄宿舎で、ピアノ伴奏も、踊るカップルも男子学生ばかりでしたが。

そして、先日、札幌の内科医院の待合室の、「どうぞお持ち帰りください」と書かれた張り紙の下から東京へと移動させた、フランソワーズ・サガン『夏に抱かれて』新潮文庫、にもダンスシーンを見つけました。こちらは、パリのナイトクラブで、オーケストラの演奏付きです。アリスとシャルルが踊っています。(1942年のあの夏は、この世で最も輝いた美しい季節だった。ドイツ軍の占領間近いフランスの東南部ドーフィネ地方に住む実業家シャルルの元に、幼友達のジェロームが愛人アリスを連れて訪れた。二人はレジスタンスのために心優しい男の館を利用しようとした。しかしジェロームを苦悩させる激しい愛の嵐がシャルルとアリスを襲う・・・・・・ひと夏の大人の愛の優しさと哀しみを描く長編小説。
サガン『夏に抱かれて』朝吹由紀子訳、新潮文庫、カバーの裏面より転載。

日本では、藤沢周『ブエノスアイレス午前零時』に、やはりダンスシーンがあります。舞台は、新潟の温泉旅館です。音楽は、ピアソラ。この作品は芥川賞受賞作でした。カザマとミツコが踊ります。

なにはともあれ、気になるところに目は釘付けになるものですね。

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2004年9月21日 (火曜日)

向田ドラマと「MASK DE 41」

向田邦子原作のドラマシリーズ、BS思い出館『蛇蠍のごとく』を1、2、3と見ました。出演者は、小林桂樹、加藤治子、池上季実子、津川雅彦、加賀まりこ、小林薫。同世代の小林薫さんの若いこと!20年前くらいのドラマですから、当たり前か・・・。役回りは、父、母、娘、娘の愛人、愛人の妻、娘の恋人、といったところでしょうか。

昔かたぎの父親(小林桂樹)と、娘と同棲している妻子持ちの男(津川雅彦)との間に、あるいは、母親(加藤治子)と、娘の同棲相手の妻(加賀まりこ)との間に交わされる会話に注目しました。どう考えても仲良くはなれそうにないシチュエーションであるにもかかわらず、憎しみ合うどころか、心を通い合わせるんですよ。自分の立場から、相手の立場を思いやる余裕とか、愛とかがあるわけです。それでいて、自分の主張はきちんとできているのです。トマトはトマトの香りが、きうりにはきうりの匂いが、ちゃんとあるのです。それでいて、そこは人のことですから、蛇になったり、蠍にもなったり。無味無臭だったり、カッコよかったりすることとは反対側にある、人間らしい、カッコ悪い愛情の素晴らしさを思い出しました。昭和一桁生まれの原作者による、かれこれ20年前のドラマだから、といってしまえばそれまでですが。

と思っていたら、ドラマの最終回が放送された9月18日、土曜日の朝日新聞、夕刊の文化・芸能欄に、『僕らの世代の父』描く、「MASK DE 41」の村本天志監督、という見出しがあり、監督のコメントには、「向田邦子さんのホームドラマへのオマージュです」とありました。オマージュって、敬意あるいは賛辞ですよね。うーむ。

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石狩の浜

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今回の札幌旅行のお土産は、六花亭のバターサンド、するめいか、そして「石狩の浜」という名前の漬物でした。小樽出身の父方の祖母が、手作りにしていたのを覚えています。白菜でなくキャベツで作っていたような気もします。麹で漬け込むんですよ。美味♪

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2004年9月17日 (金曜日)

初めての北海道

2泊3日で札幌へと旅してきました。といっても、娘夫婦の新居訪問ですから、お手伝いに明け暮れ、いわゆる観光スポットに足を運ぶこともなく。えー、夜など15度とかいう気温でしたよ。道路も空も広くて、空気がおいしかったなあ。そうそう、2日目に、ホームズクラブの友人のお宅に近い恵み野へ、JR札幌駅から苫小牧行きの普通列車に乗って行ってきました。日本というより、カナダ(行ったことはありませんが)を思わせるような一戸建て住宅が並んでいましたね。3日目、父が子供時代に遊んだらしい藻岩山の見えるベランダに立ち、今度来たら、祖父のいた北大近辺を散策したり、祖母が過ごした小樽へも行ってみたいな、などと思いました。快速列車の車窓からダテカンバ(シラカバに似てました)の林を眺めながら千歳空港へ。そしてまた東京の人となりました。

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2004年9月10日 (金曜日)

シンドラーのリスト

夕方、近所のスーパーマーケットへと歩いたら、小雨がぱらついていました。

ところで、映画のテーマ曲が、ストーリーを忘れても耳に残ったまま、なんてことはありませんか?私にとっては、『ゴッドファーザー』しかり、『永遠と一日』またしかり。あ、シンドラーのリストを忘れてはいけません。トップページ右下辺にあるMUSIC ONのところをクリックすると、テーマ曲が聴けますよ。何度聴いても、悲しく美しい♪ ダンス教室で、先生と生徒さんが、このメロディーにのってスローフォックストロット(?)を踊っていらっしゃるのを見て知りました。映画はあとから見ましたね。しかし、リストにもいろいろあります。

さ、来週の札幌行きに備えて、パッキングリストでも作るとしますか。

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2004年9月 7日 (火曜日)

真珠の耳飾の少女

昨日、下高井戸シネマでイギリス映画を見ました。トイレにある非常用ボタンの横に、ドラえもんの切抜きが貼ってありましたよ。今まで気づかなかったらしい・・・。

映画のタイトルである『真珠の耳飾の少女』は、絵画全般にうとい私でも知っているくらい有名な、17世紀のオランダの画家、フェルメールの絵のタイトルです。またの名を『青いターバンの少女』。真珠という宝石の持つ静かな輝きも、ラピスラズリを原料とする青の美しさもさることながら、カメラの前身であるカメラ・オブスクラが登場していることに興味をそそられました。また、ひとあしさきに映画を観ましたの☆原作について、を読むと、この作品のモデルについては謎のままだということが分かります。

ヒロイン、グリートの、不思議なまなざしと、やわらかそうな唇からもれる息遣いが印象的な、なんとも静かな美しさをたたえた、魅力的な映画でした。
なお、HPにある「Spenserさんのアルバム」、オランダ巡り1、2に、フェルメールが誕生した場所であり、この映画の舞台となったデルフトの画像が納められています。

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2004年9月 3日 (金曜日)

マグロのかぶと焼き

魚の目は球状で、さらにその奥まで繋がっているのだと確認した池袋の夜でした。マグロのかぶと焼きなるものを初めていただきました。総勢11名で陣取った、とある居酒屋でのことです。注文をとりにきた店のスタッフからのおすすめでした。細長いテーブルの上に2皿置かれたかぶと焼き。頬肉は、いつものマグロのお味でした。が、目の周りにあるゼラチン様の部分は、ドロリとしていて不思議な味わいでした。翌朝の今朝、お肌がツルツルになっていたかどうかはいわぬが花です。しかしまあ、人というのは、ずいぶんなものをむさぼりくうものです。あのマグロも、海を泳いでいたときには、ああいった運命を計り知ることなどなかったでしょう。昨日の店と場所こそ違いますが、参照されたし。

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