アルゼンチン・タンゴ熱
以前、『飛ぶ教室』に触れました。あの映画には、アルゼンチンタンゴを踊る場面があります。20世紀前半、ドイツはライプチヒの寄宿舎で、ピアノ伴奏も、踊るカップルも男子学生ばかりでしたが。
そして、先日、札幌の内科医院の待合室の、「どうぞお持ち帰りください」と書かれた張り紙の下から東京へと移動させた、フランソワーズ・サガン『夏に抱かれて』新潮文庫、にもダンスシーンを見つけました。こちらは、パリのナイトクラブで、オーケストラの演奏付きです。アリスとシャルルが踊っています。(1942年のあの夏は、この世で最も輝いた美しい季節だった。ドイツ軍の占領間近いフランスの東南部ドーフィネ地方に住む実業家シャルルの元に、幼友達のジェロームが愛人アリスを連れて訪れた。二人はレジスタンスのために心優しい男の館を利用しようとした。しかしジェロームを苦悩させる激しい愛の嵐がシャルルとアリスを襲う・・・・・・ひと夏の大人の愛の優しさと哀しみを描く長編小説。
サガン『夏に抱かれて』朝吹由紀子訳、新潮文庫、カバーの裏面より転載。)
日本では、藤沢周『ブエノスアイレス午前零時』に、やはりダンスシーンがあります。舞台は、新潟の温泉旅館です。音楽は、ピアソラ。この作品は芥川賞受賞作でした。カザマとミツコが踊ります。
なにはともあれ、気になるところに目は釘付けになるものですね。
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