21グラム
会員になっている下高井戸シネマで21グラムを観たのは10月7日、木曜日でした。これはそう、起承転結とか、序破急とか、そういう構成でなく、全体をいくつものピースに分解し、でたらめに並べてみたかのような作りになっていました。つまり、観終わるまでに、行きつ戻りつを何度も体験するわけです。人が記憶の糸を手繰り寄せるとき、あるいは夢を見るとき、話の順序があやふやになるのと似ているような、似ていないような。それでいてタイトルが「21グラム」ですからね。80円切手で投函できる、定型の封書の限界より4グラム軽い。それくらい微妙な重み。ともかく、心に突き刺さるような魅力的な映画でした。
それから、スタッフに、グスターボ・サンタオラヤ(音楽)とあります。グスターボというのは、アルゼンチンではポピュラーな名前らしいのですが、アルゼンチンタンゴを思わせるラテン系の音楽がバックに流れていました。これがまた、不可思議なストーリー展開とあいまって、不思議な味わいを醸し出していました。お気に入りの映画は増え続けます。日記・コラム・つぶやきにも記事を書きました。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 師走ですね(2013.12.15)
- 初春(2013.01.02)
- 寒いですね(2012.11.22)
- 鶴岡行き、そして映画いろいろ(2012.04.08)
- 喪中です(2011.11.23)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント