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2005年12月27日 (火曜日)

いちご摘み その3

ゆっくり
ゆっくりとふくらんでいく餅たちは箸にはさまれ旅へ出るのだ


やわらかな輪郭をして揺れている虹を畳の上に見た日よ


そよそよと風が吹いても痛いとかいう人だとは知っていました

笑い
押さえても押さえきれないありさまに擦れ違いざまもらい笑いだ

信じ
星空の星たちによるお喋りは 信じていても救われないわ

フーフー
自転車が倒れるほどの風を見るフーフーというラーメン屋にて

右・左
二人してAのかたちを作ってはタンゴを歩く右左 冬

二階
二階から目薬をさす要領でしたためている君への手紙


快い気を吸いたくて息を吐く身体の軽くなるまでもっと


包丁も火もあやつって胃袋を満たす仕事は正しく強い

いちご摘みへの投稿作品です

              *

万能川柳・傑作1000句
より、お気に入りの川柳を転載させていただきました。

水平線こんな小さなグラスにも 室蘭 山上秋恵

リンスってどこまで流せばいいのだろ 横浜 おんち君

丸暗記途中からでは言えないわ 北九州 川本節子

種植えて芽が出たかなと掘りおこし 天理 かに四男

軍手ってこれで戦争していたの 新潟 空あかね

悪いことする秘書何で雇ってる 足利 菊地治夫

kumo0

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コメント

人それぞれの、いろいろなタイプの川柳があって、
楽しいですね。

川柳の『ふところの深さ』を感じさせてくれます。

投稿: のぼ | 2005年12月30日 (金曜日) 午前 11時12分

深いどころか、底無しだったりして。
それに、選者のセンスによって、
選ばれる川柳の雰囲気も、
微妙に違うような気も。

投稿: あきの | 2005年12月30日 (金曜日) 午後 05時19分

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