いちご摘み その1
黄の色
味噌汁に見えかくれする黄の色は馬車になれないカボチャのかけら
殺・刻
みずからを殺してないか回りをも殺してないか刻々に問う
前向き
あのころははっきりとした方向もなくひたすらに前向きだった
関係
静電気かんじるときの関係を反芻してはいる冬の朝
カー
牛や馬うかんでこない「真夜中のカーボーイ」とは邦題である
首
首の差で負けたことなど気にしない一寸先に光が見える
祖父
祖父がよく食べ残しからヨーグルトこしらえていた炬燵にはいる
窓
夜景ではなく映された隣人を盗みみている窓際の席
底
底なしの沼のほとりに咲く蘭のような女性を一人知ってる
干し
おひさまの愛をからだに吸いこんだ干し椎茸を戻しています
いちご摘みへの投稿作品です
昨日、初めて参加させていただきました。
でもって、今朝みてみたら、うーん、速い!
ときどき、ぼちぼちと混ぜていただこおっと。
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