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2006年2月10日 (金曜日)

理想の女(ひと)

一昨日、例によって下高井戸シネマにて、
架空の名探偵シャーロック・ホームズが活躍
していたころのヴィクトリア朝ロンドンの作家、
オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』
を映画化した、理想の女を観ました。

貴族階級の、浮世離れした、避暑地での生活に
つかの間ひたれましたし、手袋とか、帽子とか、贅を
尽くした小物にも時代が現れていて楽しめました。

印象的な台詞としては、人は愛を語るけれども、
誰も愛を見たことがない、とかいうのがありましたね。
でも、たまには愛が見えたりするのだといいたい
映画のようです。

なにはあともあれ、ヘレン・ハント演じる
ステラ・アーリンの凛々しいこと。
惚れ惚れしました。

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