清水博子さん
まず作品を読んでから作家に出会うというのが普通だったのに、
今回は逆でした。かれこれ4年前に下北沢のカルチャーセンター
のアルゼンチンタンゴダンスの教室で何度か会った作家の作品を
2冊読みました。いずれも集英社文庫です。
『街の座標』、『処方箋』。
そして、今年も、『Vanity』で幾度目かの
芥川賞候補に上がっておられたんですね。
お名前を憶えていなかったため気づきませんでした。
ダンス仲間のお一人と電話している最中に思い出したわけです。
読後感は複雑です。一気に読んで疲れました。でも満足しました。
今月のひとの第一段落にご本人の弁があります。
そのとおりだな、そうかもしれないと感じます。
「下品」という言葉の意味について考えてみたりもしました。
いずれにせよ、ようやく清水博子さんという作家に触れた
ことになります。それにしても、初めて読む、摩訶不思議な
文章でした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント