さわさわさわ

大中恩（めぐみ）女性合唱曲集
『はじまりの海へ』
全音楽譜出版社
「さわさわさわ」より転載。

さわさわさわ　江間章子　詩

コインひとつで飲む
スカッシュは
さわ　さわ　さわ
少し哀しく
さわ　さわ　さわ
しあわせ　少し

たのしさ　少し
さわ　さわ　さわ
不安が　少し
さわ　さわ　さわ

コインひとつで飲む
スカッシュは
さわ　さわ　さわ

２２日、月曜日、M合唱団の練習。
上記の曲も、そのうちのひとつです。

無人の、機械によるサービスの様子でしょうか
（前の記事、「搗きたてのお餅と豚汁」から、なんとなく続く）。

８分の３拍子、短調の曲なのです。
練習を始めたばかりなので、
ゆっくりと歌うわけです。
そうすると、なんだかブルーな気分に
なってきます。
爽やかに、軽やかに歌わなければ。

あ、コイン「ひとつ」になっていますが、
今ならさしずめ、みっつかしらん。

そう、珍しく風邪をひいたらしく、鼻はぐずぐず、
だるいです。サガンの再読を始めました。
もちろん、『悲しみよ　こんにちは』からです。

搗き立てのお餅と豚汁

２０日、土曜日は、鎌倉の病院へ。
川崎に住まう妹がお見舞いに来てくれるとのこと。
病院に近い「竹之家」にて待ち合わせ、
お蕎麦を食べようと、少し遅れてくる
妹とメールの往復を繰り返しつつ、
小雨まじりの道を、鎌倉駅から歩きました。
途中、米町の自治会主催のイベントに出くわし、
お餅はあきらめ、豚汁のみ、１００円にていただきました。
おいしかったです。

病院近くの標識です。



＊

２１日、日曜日、最寄の小学校の
「新年親子お楽しみ会」で歌いました（R小PTAコーラス）。

曲目は、コンドルは飛んで行く、ホルディリディア、
気球に乗ってどこまでも、ジュピター、
Oh, Happy Day　です。
お餅と、豚汁をごちそうになりました。

それにしても、大勢で沢山作って食べたり
飲んだりすると、本当においしいです。
手から手へのサービスですしね（次の記事、
「さわさわさわ」へ、それとなく続く）。

もろもろ

今週の火曜日、つまり一昨日、
二通の嬉しい郵便物を受け取りました。

先だって、第一句集『青きサーベル』についての
記事をアップさせていただいたところ、
コメントくださった朝吹英和氏による、
第二句集『光の槍』。
お礼の葉書を郵送しました。
ありがとうございます。

「いい部屋みつかっ短歌」にて、思いもかけず
賞をいただいた、CHINTAIからの賞金。
スタッフの女性にあて、
メールにてお礼を申し上げました。
ありがとうございます。

そして昨日、先週の金曜日に倒れ入院
された、連れ合いの母上のこれからについて
相談等するべく、病院のある鎌倉へ。
連れ合いとその弟、私。
皆、若いとはいえない年ごろです。
これからの傾向と対策について考えつつ、
鎌倉、横浜通いは続きそうです。

近況など

３日、札幌から里帰りしていた娘を羽田へと送る。

６日、同じマンションの、かつては二つの店の
女将をこなしておられた方からお誘いがある。
長野の長芋焼酎「ほいさっさ」をお湯割りにていただく。
隣室から、臥せったままのお母様の、「今は山中今は浜～」と
いう歌声が聴こえる。

８日、歌い初め。

１０日、「いい部屋みつかっ短歌」の賞品である、
枡野先生サイン本、「海猿」加藤あいサイン入りDVD
が届く。ありがとうございます。

１１日、踊り初め。
NHKラジオ第一放送「土曜の夜はケータイ短歌」の
パーソナリティーである東野翠れんさんのお母様と、
タンゴ仲間のお１人は旧知の仲らしいことが分かる。
１４日のタンゴダンスパーティに、何年ぶりかで
参加するか思案中。

今年に入って、手元にあるエドガー・アラン・ポーの小説を
２冊読んだあと、やはり本棚に眠っていた江戸川乱歩
を読み進む。「ポオ詩集」を入手。

２００７年１月４日

２００７年あけましておめでとうございます。
本年も、どうかよろしくおねがいします。

昨年暮れ、ブックオフで偶然入手した句集
「青きサーベル」朝吹英和。３０８句所収。
朝吹氏による自選１０首をご紹介させてください。

・卓上に戦略無用とろろ汁

・バッハ鳴る時の完熟唐辛子

・言の葉の亀裂に立ちぬ冬の虹

・フルートの開く地平や冬薔薇

・大の字に微分積分春の空

・聖堂に青きサーベル巴里祭

・剥がれ行く時の子鉤や鰯雲

・中天に女神の啓示犬橇（のそ）走る

・獅子王の信管外す春の蜂

・遠浅の海に腕組む晩夏かな

これから、少しずつ読ませていただきます。