« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007年12月30日 (日曜日)

平均律

昨日は、大量生産したミートローフの欠片を手渡しがてら、
今年最後の喫茶店にて、妹と、二人忘年会をしました。
世田谷区のタウン誌に掲載されていたお店の一つ、
平均律です。また行こうと思います。
秋野深(あきの・じん)さんという写真家の作品が、
座って振り向いたところに掛かっていて、少しびっくりしました。
皆さま、よいお年を♪

| | コメント (0)

2007年12月25日 (火曜日)

私の好きな塔短歌0712<若葉集>池本一郎氏 選より

これより、不肖、秋野道子が、好きな歌を選ばせていただくことにします。
選ぼうとすると、ずいぶんきちんと読むのだなというのが実感です。
どうぞよろしくお願いします。

[敬称略]
・死の床へ屈みこみ歌の種を拾うおろかなおろかなあなたの娘(沼尻つた子)

・本を閉ぢ机を寄せて試みる一人踊りのわが家のひと間(進士 歩)

・糸くづのやうに漂うクリオネの小さくも点す胸に赤い火(福島しづ子)

・ぼだい樹の下に憩えばかすかなるバンドネオンの音渡りくる(安藤悦子)

・少年の胡瓜をかじる小気味よき音の聞こえて夏暮れてゆく(磯部葉子)

・しなければならないことがある筈でキャベツを炒め塩コショーする(木村啓子)

・君のかのはつか残りし暗闇に解けないままの私の気持(新倉由美子)

・散華せる画学生らが遺したる叫びにあるか眼なき自画像(田中 實)

・この一年いちども会わぬ隣人の窓の明かりに心安らぐ(谷口かず子)

・地の人の通ふ店らし昨日今日の話題なじみてぼんやり灯る(長谷川博子)

・ぼくたちは地下道からの風に乗り薄紙のように地上に立った(宮坂昌余)

・ソーサーにコーヒーカップ置く時に微かに首をかたむけるくせ(吉岡昌俊)

・人間のかつては魚類といふ話耳こそ鰓の名残りとぞ言ふ(石井光子)

・お話の中のやうなりたまご色の壁もつ家が突如あらはる(田口朝子)

・「死ぬまでは生きる」と君に言ったことふと思い出す波のきらめき(上澄 眠)

| | コメント (15)

2007年12月16日 (日曜日)

塔07年12月号掲載歌

<若葉集> 入会一年目の会員欄 池本一郎氏 選

・八畳に入り浸るとき祖母のせし刺繍の柄に魚の多き

・夕まぐれオシロイバナの匂う先に湯屋なくなりて工事中なり

・朝まだき白き糸吐くカラスウリ 夢の軌跡を現して咲く

昨日、今日と、東急世田谷線の上町と世田谷の間にて、
ボロ市が開催されています。来年、一月にもあります。
昨日は、所属している合唱団のお店を訪ね、
古着を買いました。
あとは、漬物を商う店で、芥子菜の漬物を。
あ、チゲうどんを、ふーふーしつついただいたりも。
楽しゅうございました。
06.01のボロ市

| | コメント (4)

2007年12月 2日 (日曜日)

師走です

12月なんですね、もう。
最近観た映画は、殯の森です。
カンヌ国際映画祭受賞作ということで
気になっていたところ、
下高井戸シネマにて上映されました。
ゆるやかな関西弁で繰り広げられる、
リアルでいて夢のような、
重い感慨の残る映画でした。


そうそう、「高齢者パソコン・ネット活用支援
シニアサポーター養成講座」は、あと2回と
なりました。年明けに実習がありますけれど。
先週は、東京都老人総合研究所の
研究の一環となるべく、私たち4名は、
テキストに沿ったデモンストレーションの
ビデオ撮りに参加しました。
来週、そのビデオを観ながら、
自分自身がどのように見えるか、
どんな風に喋っているか等々、
話し合うことになっています。

ま、高齢(自分自身もシニアですよ)の方々に向かい、
質問も受け付けつつ、教えるのでなく、情報提供者に徹する、
という感じなのですが、これがなかなか。

リクエストがあったため京都の両親へ送った
「かんたんケータイ」も、
操作方法を電話越しに伝えるのに、
けっこうなエネルギーを消耗しました。
昨日、今日と、仕事のついでに
立ち寄った姪っ子が、
教えてくれているようです。

さ、今年最後の、今宵のコーラスの舞台へ、いざ。

| | コメント (2)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »