塔08年1月号掲載歌
<若葉集> 入会一年目の会員欄 花山多佳子氏 選
・モジリアニの女人に似しと友の言う我の姿は減り張り無きか
・背の丸くなりし具合も揺れようも瓜二つなり母とその姉
・扇風機第一号は盗まれぬ 月賦も払い終わらぬうちに
・禁じらるる共用庭へ目こぼしをたまい植えたりローズマリーを
・失せてより在りし形(かたち)を愛おしむ携帯の紐の先のサンダル
今月、選んでいただいた歌です。
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コメント
なくしてしまったサンダルが歌になりましたか・・・
これで心残りが少し軽くなったでしょうね。
日常のあれこれを短歌にして、楽しんでいる様子が
ところどころに感じられます。
投稿: のぼ | 2008年1月23日 (水曜日) 午後 08時56分
のぼさん、ご明察、恐れ入ります。
歌に出来て、すっきりとしました。
日常のささやかな思いを、
繰り返し詠んでみるというのが、
最近の私の姿勢ではあります。
投稿: あきの | 2008年1月24日 (木曜日) 午前 08時37分