2008年4月
2008年4月24日 (木曜日)
私の好きな塔短歌0804<若葉集>三井 修氏 選より
[敬称略]
・亡き母に似し声のしてふりむけば雑踏に一人杖に頼る人(相澤豊子)
・レモンの実はつか緑を残したる黄の実が夕べ葉影に光る(相本絢子)
・凪ぎわたる水面のような日々連ねその哀しみをしあはせと云ふ(磯部葉子)
・子の布団ぱたんと伸ばす風に知る流し忘れたトリートメント(宇梶晶子)
・眠りたる幼の指の握りいし白きミニカー温もりている(奥野侑子)
・薬売りが置きてゆきたる袋には蛤に入りし塗り薬ありき(石飛誠一)
・焼きたてのパンの匂いも届けたし歩幅大きく坂を登れり(白石瑞紀)
・マンションを売りにくる人、靴いつも水茄子のごとつやめかせおり(永田聖子)
2008年4月14日 (月曜日)
塔08年4月号掲載歌
<若葉集> 入会一年目の会員欄 三井 修氏 選
・大皿へ箸の届かぬ人の分とり分ける人とり分けぬ人
・交換のプレゼントにはエプロンときゅきゅっと拭いた蜜入林檎
・庭用の置物なれど下駄箱の上へ小鳥を抱えた天使
・無心せしオーナメントのエンジェルはトイレの壁に弦かき鳴らす
・ラメ入りのヒールの靴は玄関に四日ほど居て札幌へ飛ぶ
二首目は、選歌後記に取り上げていただきました。
ありがとうございます。
2008年4月12日 (土曜日)
鶴岡行
鶴岡へ行ってきました。
お墓の、「おしょうぬき」並びに「おしょういれ」の儀式に
参加するためです。
海印寺から、正法寺へと「おしょう」、お精でしょうか、
具体的にはお骨壺が移動したというわけです。
公開できる画像は↓にアップしました。ご覧ください。
http://ameblo.jp/melas/entry-10087581728.html
2008年4月 1日 (火曜日)
エイプリルフールです
なかなかブログの更新ができないまま4月になりました。
エイプリルフールにふさわしく、素敵な嘘がつけますように。
さてと、9日、10日と、山形県は鶴岡市へ旅します。
「おしょうぬき」という儀式に参加するのにかこつけて、
鶴岡の春を楽しんできますね。
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