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2008年6月

2008年6月20日 (金曜日)

私の好きな塔短歌0806<若葉集>小林 幸子氏 選より

[敬称略]
・父の曳く空荷車に揺れ乍ら見し冬の星からからと鳴る(外輪清孝)

・演奏は始まらむとしてジャズ喫茶梁の鵝鳥に明かり入りたり(小山惇男)

・冬枯れの勾玉池に人絶えてうすき水面に時溜りゆく(吉澤ゆう子)

・「月の砂漠」流しつつ来る灯油車の男をりをり己も唄ふ(山室樹林)

・信楽の花入れ水に漬けやれば気泡ふつふつつぶやくやうに(伊藤芙沙子)

・「野々口」とふ姓彫られたる水筒は遺族の元へと引きとられゆく(加藤傳冶)

・スリッパは娘の歩幅ぬぎ捨てて急ぎゆきしか玄関にあり(川北千惠子)

・ああ三月 浅葱(あさつき)・若芽(わかめ)のお浸しを躯がみどりになるほど喰ひたし(浜崎 浩)

・人形(ひとがた)の日本列島に大小の川は流るる血脈のごと(江原幹子)

・嗅覚は辿りつきたりいちりんの沈丁花ふと置かれし机(田中 濯)

・泡ひとつまあるくふふみ時きざむ春の朝(あした)の化粧石鹸(相澤豊子)

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2008年6月15日 (日曜日)

近況いろいろ

観た映画
再会の街で
心を病んだとき、セラピストとの相性って大切なんだと思いました。
もちろん、よき友、よき家族の存在は、もっと。

読んだ本
タンゴステップ
タイトルに惹かれて、久方ぶりに推理小説に巡り会いました。
引き込まれましたね。上下巻を一気に読みました。
ヘニング・マンケル......他の作品も読みたいものです。

高齢者向けのメール、インターネット講座を担当したりしています。
自分の非力を思い知る日々です。うーん。

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2008年6月14日 (土曜日)

塔08年6月号掲載歌

<若葉集> 入会一年目の会員欄 小林 幸子氏 選

・釣り人の竿の先にて跳ね踊る赤き線見ゆマルタウグイの

・一人して小一時間を歩みきてツクシを見ない 和泉多摩川

・砂地なら中洲だという男らの横の箱にはウナギがうねる

・中洲には高低のあり見晴らしの悪きところで案内(あない)消えたり

・遠景として目印の柳見ゆ自転車も見ゆTさんも見ゆ

Photo
私のHPより、歌とは関係のないアマドコロです。

六月号では、5首採っていただきました。ほっ。
あ、四月号 若葉集評にて、大皿へ箸の届かぬ人の分とり分ける人とり分けぬ人、
を、石井久美子さんに取り上げていただいてます。嬉しいです。ありがとうございます。

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