塔08年8月号掲載歌
<作品2> 三井 修氏 選
・十七の横隔膜の引き上がり引き下がりして和音を鳴らす
・車窓より柔らかそうな若草を眼に湯がいては御浸しにする
・調合を誤ったのか固まらぬババロアのごと三十一字
・瑠璃色に縁どられたる純白の琺瑯びきのあの洗面器
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コメント
こんばんは。
二首目が特に好きです。
「眼に湯がいて」なんて、すばらしい表現ですね。
車窓や若草という言葉も、さわやかさや柔らかさを感じさせて、素敵です。
私もようやく結社誌デビューしました。
また、全国大会の様子も教えてください。
投稿: てこな | 2008年8月18日 (月曜日) 午前 01時53分
おはようございます♪てこなさん。
結社誌デビュー、拝見しましたよ。
一首目が特に好きです。
「わたしの地軸」だなんて、
私からは出てこない言葉です。
はっとしますね、さすがです。
投稿: あきの | 2008年8月19日 (火曜日) 午前 08時51分