塔09年2月号掲載歌
<作品2> 吉川宏志氏 選
・時として石化あるいは結晶化したる私を見つめる私
・先生の魔法瓶割り固まりぬ池に漂うボートの上に
・すみません等口にする大人とて時に黙する相手によりて
・強き雨に貝塚伊吹は打たれつつ樟脳の香を我へ伝えぬ
・引き出しに金具の付きて半月をそろそろ引けば巻尺その他
・売主は琴の師匠と知らさるる今はホームにおられるそうな
[12月号 黒住嘉輝選歌欄評 山内頌子氏] にて
・開いてはならぬと言われし窓の内眼をこらしおりアリババの町
を取り上げていただきました。
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