« 日々経る短歌 その2 | トップページ | 映画 »

2009年11月19日 (木曜日)

塔09年11月号掲載歌

<作品2>池本一郎氏 選

・三十年経しベランダへ初めての子やもりの来る指の五本の

・緊急の父の手術の電話にて京へ帰れば居間に子やもり

・ひと月を居間にとどまる子やもりは尾の半分の男の子なり

・予期せざる父の異変を告げるため子やもりの来し 母は真顔で

・若きより父がファンとは意外なり我がTシャツのマリリン・モンロー

[9月号 真中朋久選歌欄評 沼尻つた子氏] にて

・月見草のほとりに海のある町に生まれなかった弟のおり

を取り上げていただきました。
なんとも素敵な文章と並べていただいて、とてもうれしいです。

|

« 日々経る短歌 その2 | トップページ | 映画 »

『塔』」カテゴリの記事

コメント

秋子さーん!(何年たっても懲りてない)
いやややありがとうございます。
あんなつたない解釈でよかったのでしょうか。
半年間の選歌欄評担当で、たくさん詠草を拝見したなか
このお歌はふかくふかく胸に残っています。
また誌上でも歌会でもお会いしましょうねー

投稿: 沼尻つた子 | 2009年11月20日 (金曜日) 午後 10時31分

はーい、道野いやいや秋野です(懐かしい)。
この歌は、つた子さんの文章のおかげで、
一段といい感じになりましたよ。
母に伝えたところ、私の短歌だけの時より、
声が一層うるうるとしていたような。
ありがとうございます♪
では、また誌上で。

投稿: 秋野 | 2009年11月21日 (土曜日) 午前 10時13分

この記事へのコメントは終了しました。

« 日々経る短歌 その2 | トップページ | 映画 »