塔09年12月号掲載歌
<作品2>栗木京子氏 選
・会社への道を急ぎぬ二人より玉蜀黍の背の高き道
・大人らの透き間より見る彼方には光る楽器や白き背広や
・鰓の張り太き眉して「さよならもいえず」と唄う三浦洸一
・寡黙なるお説教など忘れたり歌舞音曲を厭う父なり
・生垣ゆ零れいでたる雀かな ととつんつんと遠ざかり消ゆ
題詠四季「布」前田康子氏選
・いにしえのテレビジョンには劇場の緞帳のごと布の下がりぬ
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