塔2010年4月号掲載歌
<作品2>小林幸子氏 選
・唐突に倍々に伸ぶ棒グラフは父の腫瘍の成長記録
・倍々に伸び続ければ危ないと医師の告げおり四年前より
・父のいるこの世に慣れて父の居ぬこの世のことは考えつかぬ
・松ヶ崎駅の機械に吸いこまれまた現れたはずの紙片よ
・父母(ちちはは)に両手を上げてさよならをしたときの手は空っぽだった
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