塔2011年1月号掲載歌
〈作品2〉池本 一郎氏 選
・閉じそうな目をけんめいに開く(あく)赤子眠りの精にさらわれぬよう
・あきらめてことりと眠りはじめたり我の腕(かいな)を揺りかごとして
・仰向けの赤子と鯛は浮かびおりカーテンごしの光の海に
・大き鯛は卓へと移り赤子らと囲みぬ今日はお食い初めなり
・幼き日びっくり箱のバネとなることなく失せし針金のこと
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