塔2011年6月号掲載歌
〈作品2〉真中 朋久氏 選
・最終の補助受けらるるドックなり芙蓉とう名の診療所にす
・お揃いの衣まといてお揃いの臓器のために集いておりぬ
・玄米に小豆を混ぜて私の為にだけ炊くわたしのご飯
・ほおばればねっとりとして里芋は娘(こ)の婚家にて育まれきし
・みっしりとだき重りする舞ちゃんと見おろす蕗のとうむくむくと
まあなんだか、むしむしとしております。
6月10日に入院し、14日に手術し、来週半ばに退院予定の
夫がらみで、ごたごたばたばたしておりました。
下垂体腺腫という腫れものは、鼻腔経由で無事きりとられました。
全身麻酔に伴い、二日ほど術後室にいた夫は、元の病室へ戻りました。
ふぅーー。
京都の父はといえば、声や動作が、めっきり静かになり、
おなかをこわしやすく、足の甲のむくみのせいか、だるそうです。
とまあ、病に囲まれつつ、孫の一歳の誕生日を楽しみました。
はぁ~~。
あ、短歌を選んでいただいてますね。
ありがたいことであります。
細々と、ぼちぼちと、続けられますように。
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