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2011年10月

2011年10月18日 (火曜日)

塔2011年10月号掲載歌

〈作品2〉真中 朋久氏 選◎

・マグノリアの大き木のある入口ゆ芳香を背に吸いこまれゆく

・鼻腔を経脳下垂体腺腫なる腫れ物を取る手術なりけり

・手術まで数日を待つ夫なりマグノリアまで送りてくれる

・根元には泰山木と書かれおり蕾も花も白蝋のごと

・マグノリアとうオムニバス映画にて空より落ちる数多の蛙

・盲腸、胃、扁桃腺に十二脂腸 月は五つに桃一つなり

・入院の夫は人寄せしておりぬ見舞い客らのあいまみえたり

えー、京都での一週間の滞在ののち東京におります。
(なので、休むといいつつ、更新してみます)
また来月も10日ごろから約一週間滞在予定です。
父は、点滴とわずかな食べ物のみで横になっており、
点滴を外しそうになるので、両手にミトンをはめています。
コミュニケーションをとることは難しくなってきましたね。

で、採っていただいた・盲腸、胃...の歌ですが、
十二脂腸でなく十二指腸ですよね。となると、

・盲腸、胃、扁桃腺に十二指腸 月は四つに桃一つなり

となりますか。う~~む。すみません。

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塔2011年9月号掲載歌

〈作品2〉池本一郎氏 選

・雨空の醸す薄闇みどりごと公園をゆく緑に濡れて

・雨空の木々の中より手招きをしたのはきっとこの桐の花

・淡き濃き甘き香りに立ち止まる薔薇の生垣ジャスミンの垣

・口をつくげんこつやまのたぬきさん赤子は眠りわたしも眠い

・紅色の栃の木の花ゆれている巫子さんの振る鈴のごとくに

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