塔2013年6月号掲載歌
〈作品2〉真中 朋久氏選
・冬の日はマラソンを見て夏の日に決壊をせし沼田川の水
・人形のベッドの布団に桃色のネズミの赤子ほんものだった
・今はただ舫われている高瀬舟船頭歌の聴こえてこぬか
・尾張屋のあるじ宗因武士を捨て船人足の肴をつくる
・東京社にアイロン動く木造に淡き緑のペンキの清し
一首目を選歌後記にて取り上げていただきました。
ありがとうございます。
また、四月号 吉川宏志選歌欄評にて、
西村玲美氏に、
・何かしら失いしのち影を追うごとくコートに糸の切れ端
を取り上げていただきました。
ありがとうございます。
あ、四月号 作品合評、
春澄ちえ氏、加藤武朗氏により、
・一箱に幾つはいりているかとうことも大事や菓子折を選る
を選んでいただいています。
ありがたいことです。
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