塔2012年8月号掲載歌
〈作品2〉栗木 京子氏 選
・四年前は父と陸路の旅なりき空路の父は小さくなりぬ
・納骨の式にわたくし一人にてお供え花は賑やかにせん
・酒田へと流れるらしき内川の水鳥たちは陽にはしゃぎおり
・ホテル背にうずくまるごと並びおる黒き切妻米倉庫なり
・シベリアの抑留からも癌からも解かれし父のセーターを着る
残暑お見舞い申し上げます。
まったく、今年の夏の暑さったらないですね。
六月、七月には、それぞれ肋軟骨の損傷、右膝の打撲と怪我が続き、
どうにかこうにか、八月の父の新盆には、京都へ里帰りできて幸いでした。
母は、畑のきうり、トマト、ゴーヤー、かぼちゃなど収穫しては食していて、
思いのほか元気でした。
あ、五山の送り火の「妙」を、母と二人、ご近所の駐車場より観ることができました。
一体何年ぶりでしょうか。
えー、パソコンでなく携帯ばかりの日々ゆえ、「コメントをうけつけない」
設定といたしました。悪しからずご了解くださいませ。
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