いちご摘み

2006年4月16日 (日曜日)

午後

ゆううつな午後の光が斜めから射す桜狩るシャッターの音

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2006年4月11日 (火曜日)

そうですかその失恋の色をしたゼリー菓子なら食べましたとも

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2006年3月29日 (水曜日)

客なのに「いつくる」耳にいぶかしみようやく気づく母語の違いだ

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2006年3月24日 (金曜日)

ふち

曲名は「すみれ」ですから紫の縁取りをしたワンピース縫う

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2006年3月 9日 (木曜日)

いちご摘み その11


まな板のカボチャからする涼しげな瓜の香りに手を止めている


船上で芯だけになる紙テープ海へ放れば港は遠い


家族みなB型であり凝り性は思い思いの方へ散らばる

おかず
おかずよりご飯が好きで飯粒を糊の代わりにしたこともある

ゆふ
灰色の街のガードの下にいて轟音を聴く越してきた夕


賀状のみ忘れず交わす仲だった友すぐそばに越してきた春


香ばしい魚の焼ける匂いしてその向こうには夕焼けの空

うなぎ
風邪引きの母へ鰻の茶碗蒸さめないうちに届けた祖母よ


旅先の嘘から誠こぼれだし誠の花のそのいじらしさ

英語
愛称はメグと英語で呼ばれてる友の名前を羨んだころ

ややさんのいちご摘みへの投稿作品です

Dscn2310

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